大好きな先生がご勇退

よしのり

2010年12月29日 08:07

早いもので、社内で今の業務に就いてから9年くらいになるのかな。

今の業務で強い衝撃を受けたのは商品の撮影です。

羽毛・羊毛などいろいろな商品があり、全て柔らかい品物なので

少し触れば表情が変わる、異常にデリケートな撮影なのです。


そんな中でも、毛皮を使った商品の撮影は半端ではありません。

天然の毛皮。人間の髪にクセ毛があるように、羊の毛皮も固体ごとにクセがあり、

デザインの再現が歪んだりします。


それを・・・先の細い極細ピンセットで、

毛の一本一本を補正するようなイメージで、デザインラインを再現したり

毛の柔らかさ、ふわっとした空気感を再現するように

あたたかい空気を含ませたり・・・。


商品をキレイに魅せたい!

そんな魂を教えていただいたデザイナーの先生が月曜日をもって

ご勇退されました。


すごい先生なのに、私のような下っ端の意見にもきちんと耳を傾けてくれて

同意してくれたり、別の視点からの意見を聞かせてくれたり。

そんな姿勢にも強く惹かれ、たくさんのことを教えていただきました。


いままで、本当にありがとうございました。

お疲れ様でした。

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