大好きな先生がご勇退
早いもので、社内で今の業務に就いてから9年くらいになるのかな。
今の業務で強い衝撃を受けたのは商品の撮影です。
羽毛・羊毛などいろいろな商品があり、全て柔らかい品物なので
少し触れば表情が変わる、異常にデリケートな撮影なのです。
そんな中でも、毛皮を使った商品の撮影は半端ではありません。
天然の毛皮。人間の髪にクセ毛があるように、羊の毛皮も固体ごとにクセがあり、
デザインの再現が歪んだりします。
それを・・・先の細い極細ピンセットで、
毛の一本一本を補正するようなイメージで、デザインラインを再現したり
毛の柔らかさ、ふわっとした空気感を再現するように
あたたかい空気を含ませたり・・・。
商品をキレイに魅せたい!
そんな魂を教えていただいたデザイナーの先生が月曜日をもって
ご勇退されました。
すごい先生なのに、私のような下っ端の意見にもきちんと耳を傾けてくれて
同意してくれたり、別の視点からの意見を聞かせてくれたり。
そんな姿勢にも強く惹かれ、たくさんのことを教えていただきました。
いままで、本当にありがとうございました。
お疲れ様でした。
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